今回は、2020年7月17日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「▽ラーメンのどんぶり▽ジャージ▽ストロー」の番組内容を紹介。
なんでラーメンといえばグルグル巻き模様の丼なの?
確かにうどんといえば、ぐるぐる巻き模様のどんぶりですね。
なぜなんだろう?
なんでラーメンといえばグルグル模様の丼なの?
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番どんぶりが似合うステキな大人ってだーれ?」
夏木マリさんが手を挙げて自ら回答者に。
どんぶりの写真をみせて、
チコちゃん「これ、何食べるやつ?」
夏木さん「ラーメン食べるやつ!」
チコちゃん「なんでラーメンといえばグルグル模様の丼なの?」
夏木さん「中国からラーメンが伝わった際にあの模様が付いていたから。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
岡村さんにきいてみると、
岡村さん「模様の手前までスープを入れるとちょうどよくなるという目印!」
こちらも不正解。
Web電話でラーメン店の方にインタビューをしてみても、正解なし。
チコちゃんの答えは、「九谷焼屋さんが作ったから。」
九谷焼屋さんが作ったから
解説してくれたのは、のかっぱ橋陶磁器専門店、小松屋、4代目社長の本健太郎さん。
あのラーメンどんぶりのグルグル模様の元となった九谷焼。
石川県九谷村(現在は久谷町)発祥の磁器。
鮮やかな色彩と細かく美しい絵付けが特徴。
九谷焼の歴史は江戸時代初期から始まりました。
明治期のある出来事がきっかけで世界中で大人気に。
それが、明治6年開催のウィーン万博。
開国直後の日本が初めて公式参加した万博。
上質な物産を世界にアピールする目的で九谷焼を出品。
その色鮮やかな絵付けがウケて大ヒット。
海外からの注文が殺到する事に。
そこで小松屋の初代店主で本健太郎さんの祖父にあたる本清太郎さん。
清太郎さん「九谷焼は海外だけではなく絶対に東京でも売れる」
このように信じて上京。
NHKたぶんこうだったじゃないかリモート劇場
タイトルは「ラーメン、つけ麺、本イケメン」
清太郎役は山西惇さん。
妻さを役は松永玲子さん。
ソーシャルディスタンスを意識して、すこしはなれたセットでのリモート劇場。
当時の九谷焼は普段使いで使われるような器という位置づけではなく、装飾品。
庶民には、値段がが高く、手が出せない高価な代物。
当然、販売数はのびず。
ある日、、かっぱ橋からほど近い浅草に、夫婦でお出かけ。
お昼に選んだのは、まだ珍しかった「中華そば」。
明治43年に開業した浅草の中国料理店が中華そばの販売。
浅草では大評判になっていました。
中華そば食べた清太郎。
おいしさに、中華そばがこれからはやることを確信。
九谷焼をあきらめ、中華そば屋さん用にどんぶりを販売することに。
その後、中華そばをあつかうお店は、浅草以外でも増えます。
そして、清太郎のラーメンどんぶりの注文が殺到。
お店は「ラーメンどんぶり専門店」として知られるように。
ある日、あるラーメン店店主から「どんぶりをもっと中国っぽい器にして欲しい。」という要望が。
ラーメンどんぶりのお店になっていましたが、元々は、九谷焼のお店。
妻との会話のなかで、「九谷焼の模様」を入れることを思いつきます。
それが「雷紋(らいもん)」。
九谷焼ではなじみ深い模様。
これは中国の伝統的な模様で古くから建築物や時期に描かれていた定番の柄。
日本に持ち込まれた中国の磁器から九谷焼の職人たちはこの雷紋を取り入れました。
そして、九谷焼でもおなじみの柄に。
そこで清太郎は、九谷焼の雷紋を入れたラーメンどんぶりを作成。
雷紋の由来は中国なので「中国っぽい器」に。
九谷焼の精神もしっかり残した素晴らしい考え!
この器は大好評。
その後にやって来た屋台ブームのおかげもあり、一気に全国区に。
本健太郎さんオススメの「知ってもらいたい!ラーメンどんぶり」
切立高台(きりたちこうだい)6.5丼
一般的などんぶりよりもスープが少なくてもよい形。
原価率が高いスープの量を節約できるので、ラーメンを安く提供可能.
7寸玉丼
どんぶりの口が大きいので具材の大きいラーメンや背脂でスープを閉じ込め。
アツアツの状態に。
富士型丼
富士山のような形。
スープをきれいに見せることができ、よりおいしそうに。
とくに濃い色のスープ(特に赤)が映えます。
担々麺やフレンチ系のアレンジラーメンなどに最適。
結論
というわけで、
「なんでラーメンといえばグルグル模様の丼なの? 」は、
「九谷焼屋さんが作ったから」
でした。
解説してくれたのは
橋陶磁器専門店4代目社長の本健太郎さん
小松屋
■ 株式会社 小松屋
営業時間 :AM 9:00 〜 PM 5:45
定休日 :無休(年末年始・GW・お盆期間中を除く)
住所 :〒111-0035 東京都台東区西浅草 2-21-6
TEL :03-3841-2368(代)
FAX :03-3845-6224
E-mail :info@kappabashi-komatsuya.com
URL :https://www.kappabashi-komatsuya.com/
店舗紹介
明治42年、九谷焼の産地である石川県小松より上京し当地にて創業しました。陶器一筋、正直な商売をモットーに現在に至っております。和食器、中華食器を中心に業務用陶器の卸売として地道にお客様に信頼される良い会社を目標に頑張っています。現在の店の構えからすると和食器が中心にみえますが、売上比率にすると中華食器が半分近くになります。先々代が中華食器の雷紋マークを図案化しいち早く陶器に取り入れ、大変好評を得、数多くの中華料理店と取引が始まり現在に至っています。当時のラーメン丼も店内にありますので是非ごらんになって下さい。
(HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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