今回はチコちゃんに叱られる! ▽たぬきの置物の謎▽干し柿の謎▽敬礼の謎 初回放送日NHK総合テレビジョン2026年4月3日(金)を紹介。
なんで干し柿は干すと甘くなるの?
なんで干し柿は干すと甘くなるの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、甘いものが好きなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんで干し柿は干すと甘くなるの?」
チコちゃんの答えは、「柿は干すと酔っ払うから。」
柿は干すと酔っ払うから
「渋柿」が「極上の甘さ」に化ける魔法! 干し柿が甘くなる意外な理由は「酔っ払い」にあり!?
冬の軒先に吊るされた干し柿を見ると、日本の原風景を感じてほっこりしますよね。
でも、不思議だと思ったことはありませんか?
そのままでは「ぺっ!」と吐き出すほど渋い柿が、干すだけでなぜあんなに甘くなるのでしょうか。
チコちゃんの答えは、なんと「柿は干すと酔っ払うから」!
長野県農村工業研究所の滝沢潤さんの解説とともに、柿の体内で起きている「驚きの変化」を詳しく見ていきましょう。
渋柿は「もともと甘い」という衝撃の事実
実は、柿には私たちが知らない意外なポテンシャルが隠されています。
甘柿の糖度:約 15%
渋柿の糖度:約 20% 以上!
なんと、渋柿はもともとメロンやブドウに匹敵するほどの高い糖度を持っています。
それなのに、なぜあんなに渋いのでしょうか?
その犯人は、強い渋み成分の「タンニン」です。
渋柿には、赤ワインの数十倍(約 3〜10%)ものタンニンが含まれています。
このタンニンは水に溶けやすいため、口に入れると唾液に溶け出し、舌が「渋い!」と危険信号を発信します。
あまりの渋さに甘みがかき消され、脳が「甘さ」を認識できなくなっているだけなのです。
柿が「酔っ払う」と渋みが消えるメカニズム
この「渋みの壁」を壊す方法が、柿を酔っ払わせることです。
キッチンペーパーに40度の焼酎をしみこませて、へたにつけます
へたを下にして、密封容器に入れます。
へたを通じて、また、皮からも焼酎が柿の中に。
20度以上の室温で5から7日置くとできあがり。
このような焼酎をつかわなくても、渋柿を甘くすることができます。
柿は収穫後も皮の表面で呼吸をしています.
干すために皮を剥いてしまうと、人間でいう「口と鼻」を塞がれた状態になります。
すると、柿は呼吸ができず、実の中でエネルギーを作ろうとして微量のアルコールを発生させます。
このアルコールを分解する過程で生まれるのが、「アセトアルデヒド」という物質です。
お酒を飲んだ時に人間の体内で作られるのと同じ、二日酔いの原因物質ですね。
タンニンの「巨大化」大作戦
このアセトアルデヒドには、バラバラだったタンニンの粒をギュッとくっつけて、巨大化させる性質があります。
ビフォー(粉砂糖状態):粒が小さく、水(唾液)にすぐ溶ける。
アフター(氷砂糖状態):粒が巨大になり、水に溶けなくなる。
タンニンが巨大化して溶けなくなれば、唾液に混ざることもありません。
その結果、今まで隠れていた「本来の圧倒的な甘さ」だけを、私たちの舌がしっかり感じ取れるようになるのです!
プロが教える「究極の干し柿」の作り方
岐阜県の高級ブランド「堂上蜂屋柿」の振興会会長、酒向邦彦さんに美味しい作り方を教わりました。
皮を剥く:枝の部分を少し残して、ピーラーなどで丁寧に剥きます。
80㎝ぐらいのひもの両端に結びます。
熱湯消毒:カビを防ぐため、熱湯に2〜3秒くぐらせます。
最初は室内で:最初の2日間は室内で吊るし、柿を休ませます。
屋外で干す:夜露に濡れないよう、夜間は室内に取り込みましょう。
「揉み」の工程:20日ほど経ったら、親指で優しく4面をなでるように揉みます。
これにより、中の水分が均等になり、食感がしっとり仕上がります。
完成:30〜40日後、お好みの硬さになったら食べ頃です!
【チェックポイント】
途中で柿が黒ずんでくることがありますが、これはタンニンが酸化しただけ。腐っているわけではないので安心してくださいね。
まとめ
「干す」というシンプルな工程の裏側で、柿は必死に呼吸をしようとして酔っ払い、自らの渋みを消し去っていたのですね。
まさに、自然が生んだ「化学の奇跡」と言えるかもしれません。
ちなみに、柿の甘い香りに誘われて、タヌキやクマがやってくることもあるそうです。
庭先で手作りする際は、野生のファン(?)にも気をつけてくださいね!
結論
というわけで、
「なんで干し柿は干すと甘くなるの?」は、
「柿は干すと酔っ払うから」
でした。
解説してくれたのは
長野県農村工業研究所の滝沢潤さん。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。