今回はチコちゃんに叱られる! ▽ハンバーガーの謎▽渋谷の謎▽じゃんけんの謎 初回放送日NHK総合テレビジョン7月31日(金)を紹介。
なんでハンバーガーとフライドポテトはセットなの?
なんでハンバーガーとフライドポテトはセットなの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、ハンバーガーをよく食べるステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでハンバーガーとフライドポテトはセットなの?」
チコちゃんの答えは、「食器を使わず手で食べられるから。」
食器を使わず手で食べられるから
こんにちは!ファストフード店に行くと、誰もが当たり前のように頼む「ハンバーガーとフライドポテトのセット」。
「でも、なんでこの2つが最強のコンビになったんだろう?」
「最初からセットで売られていたのかな?」
そんな疑問について、テレビ番組で慶應義塾大学の鈴木透教授が、とっても面白い歴史のストーリーを明かしてくれました!
今回はその内容をたっぷり引用しながら、黄金セットが誕生するまでのドラマをご紹介します。
ハンバーガーとポテトがセットの理由は?
チコちゃんの番組での答えはズバリ、「食器を使わず手で食べられるから」でした!
実は、ハンバーガー(アメリカ)とフライドポテト(ベルギー)は生まれた場所も時代も全くバラバラでした。
この2つが出会って最強のコンビになるまでには、いくつもの意外な歴史の巡り合わせがあったのです。
まずは、それぞれのルーツから見ていきましょう!
始まりはアメリカ!ハンバーガー誕生と「手のひら食」ブーム
ハンバーガーが誕生したのは、19世紀末頃のアメリカです。
もともとはドイツの移民が持ち込んだ「ハンブルクステーキ(ハンバーグ)」を、パンに挟んで食べたのが始まりと言われています。
ちょうどこの頃のアメリカでは、屋外でのイベントやスポーツ観戦が大流行していました。
多くの人が集まる場所で求められたのが、立ったまま食器を使わずに食べられる「フィンガーフード(手づかみで食べられる料理)」でした。
手で食べられて、使い終わった食器を返却する必要もないフィンガーフードは、野外イベントと相性抜群です。
特にハンバーガーは、手軽なのにしっかりとお腹にたまるボリューム感があったため、労働者や庶民の間で大人気となりました。
フライドポテトはベルギー生まれ!「フレンチフライ」の由来とは?
一方、フライドポテトが生まれた場所には諸説ありますが、ベルギー南部という説が有力です。
この地域を流れるムーズ川の近くでは、もともと小魚をフライにして食べていました。
しかし、川が凍りつく寒い冬場は魚が獲れません。
そこで、魚の代わりに「じゃがいも」を細かく切って揚げて食べたのが始まりとされています。
小魚をイメージして細切りにされたポテトは、現地で「フリッツ」と呼ばれ親しまれていました。
このポテトがアメリカに伝わるきっかけとなったのが、第一次世界大戦です。
支援部隊としてベルギーに赴いたアメリカ兵たちは、現地で揚げたてのポテトに出会います。
当時のアメリカでは茹でて潰す「マッシュドポテト」が主流だったため、油で揚げるポテトの美味しさに大衝撃を受けました。
当時、その地域でフランス語が話されていたことから、アメリカ兵たちは「フランスの料理かな?」と勘違いしてしまいました。
これがきっかけとなり、アメリカではフライドポテトのことを「フレンチフライ」と呼ぶようになったのです。
チェーン店が求めた「3つの絶対条件」
海を渡ってアメリカでも有名になったフライドポテト。
マッシュドポテトとの一番の違いは「手でそのまま食べられること」でした。
そこに目を付けたのが、1920年代に急増していたハンバーガーのチェーン店です。
激しい生き残りレースの中で、各店は「ハンバーガーに合う最高のサイドメニュー」を探していました。
チェーン店がサイドメニュー開発で重視したのが、次の3つの条件です。
メインが肉なので、肉以外の食材を使うこと
手で食べられること(フィンガーフードであること)
コストをかけず、効率的に作れること
定番のサラダは「食器が必要」で「野菜のコストが高い」ため不合格。
魚のフライも「調理の手間」や「コスト」がかかり不合格でした。
フライドポテトは条件1と2をクリアしていました。
しかし当時は、「皮を剥いて細切りにする手間がかかる」「揚げ方がバラバラで品質が保てない」という大きな壁があり、すぐには採用されませんでした。
奇跡のイノベーション!「冷凍ポテト」が救世主に
この「効率的に作れない」という最後の壁を打ち破ったのが、実業家のJ・R・シンプロットという人物です。
第二次世界大戦後の1950年代、アメリカではドライブ文化が花開きました。
車に乗ったまま買えるファストフード店が増え、車内でも手で食べられるポテトの需要が爆発的に高まります。
そこでシンプロットは、当時進歩していた冷凍技術に着目しました。
工場で大量のじゃがいもの皮を自動で剥き、一斉に揚げて保存する「ファストフード店向けの冷凍フライドポテト」を開発したのです!
この冷凍ポテトのおかげで、各店舗では「油の時間と温度」を守るだけで、いつでもサクサクで高品質なポテトが簡単に作れるようになりました。
こうして最後の条件3をクリアしたフライドポテトは、ハンバーガーの絶対的なパートナーとして全米、そして世界中へと広がっていったのです。
まとめ:ドライブやテイクアウトの歴史が作った黄金セット!
私たちが何気なく食べている「ハンバーガーとポテト」。
その裏には、アメリカの車社会の発展や、手軽に美味しく食べてもらいたいという先人たちの工夫と情熱が詰まっていました。
次にファストフード店でセットを頼むときは、車の中でも手軽に食べられるように試行錯誤した歴史に思いを馳せながら、サクサクのポテトを味わってみてくださいね!
結論
というわけで、
「なんでハンバーガーとフライドポテトはセットなの?」は、
「食器を使わず手で食べられるから」
でした。
解説してくれたのは
慶應義塾大学の鈴木透教授。
鈴木 透 ( スズキ トオル )
Suzuki, Toru
写真a
所属(所属キャンパス)
法学部 ( 日吉 )
職名
教授
経歴
1990年04月 – 1993年03月 大学助手(法学部)
1993年04月 – 1996年03月 大学専任講師(法学部)
1996年04月 – 2001年03月 大学助教授(法学部)
1996年10月 – 1997年09月 大学法学部学習指導副主任
1997年10月 – 1999年09月 大学法学部学習指導副主任
学歴
1987年03月 慶應義塾大学, 文学部
大学, 卒業
1989年03月 慶應義塾大学, 文学研究科
大学院, 修了, 修士
1992年03月 慶應義塾大学, 文学研究科
大学院, 単位取得退学, 博士
研究分野
人文・社会 / ヨーロッパ文学 (アメリカ文学)
人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史 (アメリカ史)
人文・社会 / 地域研究 (アメリカ文化研究)
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