NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

(再掲)なんでネコはニャーと鳴く? → そこに人がいるから。本来鳴くのは子猫だけ。餌をくれる人に構ってほしいから。幼い頃の特徴を持ったまま大人になるネオテニーの性質が関係

更新日:

前回の「チコちゃんに叱られる!」​は、2019年5月17日(金)の再放送!

以下、過去の内容を再掲載したものです。

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今回は、2019年5月17日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


なんでネコはニャーと鳴く?





猫は、ニャーと鳴きますね。


でも、なんで?





なんでネコはニャーと鳴く?


本日の1問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、動物の鳴きマネが上手そうなステキな大人ってだーれ?」


岡村さん「そう言うたらね。瀬戸さん。」


瀬戸さん「僕ですか?」


ということで、瀬戸さんが回答者に。


チコちゃんは、瀬戸さんに動物の鳴きマネをリクエスト。


瀬戸さんは、小型犬のモノマネ。


とってもお上手。


チコちゃん「犬の次は?」


ということで、次は、猫のまね。


チコちゃん「あら!?すごい。」


チコちゃん「なんで猫はニャーって鳴くの?」


瀬戸さん「声帯の構造がそうなっているから?」


というわけで、正解に至らず、叱られちゃいました。


街頭インタビューするも正解なし。


ナレーション「幼い頃はタイガーマスクに憧れたハズなのに、今では奥さんの前で借りて来た猫のように大人しい日本男児のニャンと多い事か。」


答えは、「そこに人がいるから」


岡村さん「人がいなかったら鳴かないの?猫って。」



そこに人がいるから


猫がニャーと鳴くのは子猫の時だけ。


大人の猫同士はニャーとは鳴かない。


ネコカフェで猫たちの様子を無人カメラで観察。


どの猫も鳴きません。


スタッフさんが顔を出した途端に、猫が「ニャー」。



なぜ猫は人に対してだけ鳴く?


イエネコの祖先種は、リビアヤマネコ。


この猫は、大人になると単独で生活。





単独行動なので繁殖の時や敵に出会った時以外は泣き声を出す必要なし。



なぜ、子猫は鳴く?


子猫の時は「お腹が空いた。かまって。」という事を母猫にアピールする必要があります。


母猫に甘えたり、世話をしてもらうために、子猫がなくとのこと。


そうすると自立した後は必要が無くなります。



なぜ、大人の猫も鳴くようになった?


ところが猫が人と共存するようになると状況は一変。


リビアヤマネコと人の共存は約1万年前。





当時は穀物を食い荒らすネズミを駆除する為に野生の猫を飼育したのが始まり。





餌を与えてくれる人と共存するようになった事で、成長した後でも子猫時代の「ニャー」でかまってもらおうとアピール。





他の猫に甘えても得はないので、周囲にいる世話してくれそうな人間に向けて鳴いています。


人間でいうといい大人が赤ちゃん言葉で甘えているようなもの。



大人になっても甘える性質、ネオテニー


動物の中には生物学用語でネオテニー(幼形成熟)という、幼い頃の特徴を持ったまま大人になる動物の種があるそう。


猫はこの一種。


研究者によって色々な解釈があるようです。


ネオテニーの身体的特徴の一つが頭蓋骨の形。





例えば犬は、幼犬から成犬になると頭蓋骨の形が大きく変化。





鼻先が伸びます。


それと比較して猫は成長してもそれほど頭蓋骨の形が大きく変化なし。



ネオテニーは一人遊びとも関係


猫は大人になっても一人遊びが出来る数少ない動物の一つ。


これもネオテニーの性質をもっているから。


人間も実はネオテニーの特徴を持つそう。


頭蓋骨の形を比べてみると、チンパンジーなどが成長すると大きく形が変わるのに対して、ヒトはそれほど不変。





これはネオテニーの特徴。


そういえば人間の大人も一人で遊んだりという事をします。



番組の担当ディレクターで検証


昨年の2018年12月に結婚したばかりの新婚スタッフにドッキリ。


ディレクター「家では甘えてる感じなの?」


スタッフ「甘えちゃいないっすよね。」


ディレクター「言いたい事はハッキリ言う?」


スタッフ「言いますよ。」


するとICレコーダーを取り出します。


ディレクター「実はね。奥さんにですね。録音していただいたんですよ。」


レコーダーには「ねぇ~。ご飯まだぁ~?お腹空いたニャ~。」


ナレーション「本人の名誉の為にこれはフィクションであると申し上げておきます。」



結論


というわけで、


「なんでネコはニャーと鳴く? 」は、


「そこに人がいるから」


でした。
 



解説してくれたのは


上智大学の齋藤慈子准教授。


齋藤慈子准教授

齋藤 慈子 (サイトウ アツコ)
SAITO ATSUKO

E-mail:atsaito@sophia.ac.jp

主な授業担当科目・現在の専門分野
発達心理学、進化心理学

最近の研究分野・テーマ等
乳幼児刺激の認知の個人差
母親/父親の養育態度の規定要因
子育てと保育の違い
伴侶動物とヒトの関係
経歴に関する項目(学歴・職歴・受賞歴等)
東京大学教養学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。

国立精神・神経センター流動研究員、日本学術振興会PD、東京大学助教・講師、武蔵野大学講師を経て現職。

教育・研究活動、社会貢献・その他の社会的活動
日本人間行動進化学会 監事

日本心理学会 評議委員

日本霊長類学会 幹事 渉外

動物心理学研究 編集委員
(大学HPより)



上智大学


上智大学(じょうちだいがく、英語: Sophia University)は、東京都千代田区紀尾井町7番1号に本部を置く日本の私立大学である。1928年に設置された。大学の略称は上智(じょうち)、上智大(じょうちだい)、Sophia(ソフィア)。

世界最大の教育機関運営組織(在学生は全世界で約290万人)[1]でもあるキリスト教のカトリック修道会イエズス会が開設し、現在は学校法人上智学院が経営する大学である。日本初のカトリック教会系大学である。中部地方のカトリック・ミッション校である南山大学と姉妹関係があるほか、米国のジョージタウン大学やフォーダム大学など世界各国のイエズス会系校と提携関係にある。

上智大学の起源は、1549年(天文18年)、カトリック教会イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエルが、日本人の旺盛な知的好奇心や高い道徳性、誠実性に感銘を受け「日本のミヤコ(都)に大学を」と日本での高等教育機関開設を構想したことにある。しかし、ザビエルの志は禁教令により叶わず、改めて1905年(明治38年)にローマ教皇ピウス10世が、日本での高等教育機関設立をイエズス会に託し、ウィリアム・オコンネル司教を親善大使として明治天皇宛に親書を託し派遣。オコンネル司教が東京市長、帝国大学総長、桂太郎首相と精力的に会談を重ねた結果、1913年(大正2年)に設立された。

2019年(平成31年/令和元年)現在、大学に9学部、大学院に11研究科を設置する総合大学となっている。
(Wikipediaより)




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