今回は、2020年10月30日金 チコちゃんに叱られる!「▽ドーナツの穴▽ワルの秘密▽野菜の大きさ」の番組内容を紹介。
なんで売っている野菜は同じ大きさなの?
たしかに、概ね、同じ大きさですね。
そんなものとおもってましたが、理由があるの?
なんで売っている野菜は同じ大きさなの?
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「どうも~こんチコは~!」
ゲスト紹介。
2回目の登場で準レギュラーの「アコちゃん」こと和田アキ子さん。
そして、2回目で準レギュラーになった「ANZEN漫才」ことみやぞんさん。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、料理上手でステキな大人ってだーれ?」
岡村さんの指名で、和田アキ子さんが回答者に。
和田さんは、料理を作る時は、ちょっと多めに作るそう。
今年の夏はそうめんを12束ゆでたエピソード(ご夫婦で2人しかいないのに)も。
大きいイジりをするチコちゃん。
アッコさん「アコちゃん怖いの知ってる?」
チコちゃん「大きいネタは笑って許してくれるって聞いてます。」
アッコさん「また好きになっちゃった。すごーい!」
チコちゃんの疑問
チコちゃん「なんで売っている野菜は同じ大きさなの?」
アッコさん「元となる種のサイズで決まるから。」
チコちゃん「アコちゃん!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
和田アキ子「出た~!」
叱られて喜んでました。
チコちゃんの答えは、「F1だから。」
F1だから
解説してくれたのは、東京農業大学の和久井健司教授。
スーパーなどで売られている野菜が大体同じ大きさに統一。
これは、販売できる規格が決まっているからと思われがち。
実はそうではなく、野菜が“F1種”のものだから。
種の種類は大きく二つに分けて、F1種 (大きさ・形がほぼ同じ)固定種・在来種 (大きさ・形がバラバラ)の2種類。
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昭和初期までは固定種の野菜が一般的。
しかし、戦後は人口増加や環境悪化に対応し、将来安定した食糧確保をするために品種改良。
その結果生まれたのがF1種。
その時に用いられたのがメンデルの法則。
大人でもわかるメンデルの法則
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メンデルの法則をエンドウ豆を使って説明
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「丸いえんどう豆」と「シワシワのえんどう豆」の2種類の豆があります。
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この2つをかけ合せた所、全てが丸い豆に。
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これは丸い豆が特徴が現れやすい遺伝子(優勢・顕性)でシワシワの豆が特徴が現れにくい遺伝子(劣勢・潜性)だったから。
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丸い豆をAA、シワシワの豆をaaと記号で表します。
この2つをかけ合せて出来る豆たちは全てAaの組み合わせになります。
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こうなるとAの特徴が優性遺伝するので全て丸い豆に。
これが「優性の法則」。
この優性の法則を最大限に生かし、遺伝的に異なる2つの純系の親を交配させた「第1世代の種」がF1種。
正式には雑種第一代といって、First Filial Generation。
略してF1。
担当スタッフの妄想
小島よしおさんが歌いながら説明。
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形がキレイで病気に弱いというトマトと、不格好でも病気に強いトマトという2種類のトマト。
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この2つをかけ合わせると、優性の法則を活用する事で、形がキレイでかつ病気に強いという理想の種類が。
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このいいとこ取りの品種の事をF1種の種。
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形状が均一成長が早い病気に強いなどの特徴を備えさせて出来上がった種。
高度経済成長期の大量生産・大量消費の時代にマッチして1960年代ごろから一気に普及。
しかし、1代に限っては理想通りの野菜ができますが、2代目からはバラバラの特徴を持った野菜が。
2代目からは、そんなの関係ねぇ!
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F1のその名の通り、一代目だけ。2代目からはいろんな野菜もでてきます。
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一代目は、キレイ、強い。
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なぜなら優性の法則によって受け継がれた特徴はあくまで優性遺伝子が表に出てきているだけ。
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劣勢遺伝子もしっかり子どもに受け継いでいるから。
そのおかげで2代目になるといろいろな形質が。
そこで、農家はF1種で育てた野菜からとれた種を使わず、毎年新しいF1種の種を蒔いて育てています。
結論
というわけで、
「なんで売っている野菜は同じ大きさなの?」は、
「F1だから」
でした。
塚原アナから補足
固定種・在来種は例として京野菜などが挙げられます。
これらは土地ならではの品種の野菜であり、野菜本来の独特の味わいのある野菜が出来上がるのが利点。
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解説してくれたのは
解説は東京農業大学の和久井健司教授。
和久井 健司 (ワクイ ケンジ)
WAKUI Kenji
教授
出身大学院
1992年04月 – 1994年03月 岩手大学 農学研究科 農学専攻 修士課程 修了
1994年04月 – 1998年03月 岩手大学 連合農学研究科 生物資源科学専攻 博士課程 修了
取得学位
岩手大学 – 博士(農学)
学内職務経歴
2000年04月 – 2010年09月 東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科 講師
2010年10月 – 2013年09月 東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科 准教授
2013年10月 – 2018年03月 東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科 教授
2018年04月 – 継続中 東京農業大学 農学部 生物資源開発学科 教授
所属学会・委員会 等
2019年12月 – 継続中 日本メンデル協会
(大学HPより)
東京農業大学(とうきょうのうぎょうだいがく、英語: Tokyo University of Agriculture)は、東京都世田谷区桜丘一丁目1番1号に本部を置く日本の私立大学である。1925年に設置された。大学の略称は東京農大、農大、東農大、TUA[1]。 北海道網走市にある「オホーツクキャンパス」は同市唯一の私立大学である。
大学全体
日本で初めて設立された私立の農学校[2]であり、2017年度まで農学を専門に扱う日本で唯一の大学であった[3]。東京農工大学、農業者大学校、日本の各道府県にある農業大学校とは名称が類似しているが特に関係はない。
建学の精神(校訓・理念・学是)
農大の前身である東京農学校の初代学長横井時敬は「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」や「農学栄えて農業亡ぶ」といった言葉を残した。これは観念論を排して実際から学ぶ姿勢を重視し、学問のための学問ではない「実学主義」を重視することを表している。現在も農大は「実学主義」を教育理念とし、「人物を畑に還す」(昨今の国際化社会に伴い、「人物を世界の畑に還す」とする場合もある。)と「農業後継者や地域社会の担い手の育成」を最大目標としている。
教育および研究
2018年度に新潟食料農業大学が開学するまで、日本唯一の農学専門大学であった[4]。現在では従来の農学に加え、生命科学、環境科学、情報科学の分野も扱っている。環境問題へ積極的に取り組むことも目的としている。
応用生物科学部菌株保存室には細菌や酵母などの微生物約7000株が保存されている。これは世界有数の菌株コレクションである。
2004年6月には、河野友宏応用生物科学部バイオサイエンス学科教授らの研究グループが世界で初めて卵子だけで哺乳類(マウス)を発生(単為発生)させることに成功したと科学雑誌『ネイチャー』に発表した。
学風および特色
校門に掲げられた校標や大学のパンフレットで使われている「東京農業大学」の文字は棟方志功によるものである。また、応援歌の一つに『青山ほとり』があり、「大根踊り」として世間に知られている。
沿革
1938年当時の樺太農場と学生たち
明治時代、北海道開拓に携わった榎本武揚は「日本の力を高めるためには、国内農業の発展が不可欠」「日本の農業発展のためには、農民の教育が必須」と考えて、1891年に徳川育英会育英黌に農業科を設立した。設立地付近である東京地下鉄飯田橋駅A4番出口前に「東京農業大学開校の地」という碑が存在している。
1893年には徳川育英会育英黌から農業科が独立して私立東京農学校となるも、経営悪化から、大日本農會の下での経営となった。大日本農會付属私立東京農学校、大日本農會付属東京高等農学校と改称した後、1903年に専門学校令による認可を経て、1925年に大学令に基づく東京農業大学となる。
なお、2009年時点で、農学系大学は国公私立あわせて51校もあるが、1943年まで[5]農学部を有する大学は、東京帝国大学、北海道帝国大学、京都帝国大学、九州帝国大学と農大のみであり、私立で唯一「農学博士」の学位授与を行っていた。
1898年より、東京の渋谷常磐松町の常磐松御料地内[6]に校舎を構えていたが、第二次世界大戦の際、空襲により校舎を焼失したことから、1946年、世田谷区の陸軍機甲整備学校跡地に移転。現在の世田谷キャンパスとなる。
新制大学以降後は短期大学および大学院の設置、厚木キャンパス(神奈川県厚木市)、北海道オホーツクキャンパス(網走市)の開設などを行うなどし、2011年に創立120周年を迎える。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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