今回はチコちゃんに叱られる! チコちゃんに叱られる! メジャーリーガーの謎▽すし屋の謎▽タイムカプセル 初回放送日：2025年4月18日を紹介。
なんでお寿司屋さんの湯飲みは大きいの？
なんでお寿司屋さんの湯飲みは大きいの？
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、いきつけのお寿司屋さんがありそうなステキな大人ってだーれ？」
チコちゃん「なんでお寿司屋さんの湯飲みは大きいの？」
チコちゃんの答えは、「お茶のおかわりをさせないため。」
お茶のおかわりをさせないため
寿司屋で大きな湯飲みが使われ出したのは1820年代。
江戸時代の屋台がその始まり。
それまでは寿司と言えばもっぱら「押しずし」。
これらを自宅に持って帰って食べていました。
そこから、屋台で食べる「握りずし」の文化に。
その場でさっと立ち食いするスタイル。
屋台の表側には作り置きした寿司とガリが並びます。
裏側には椅子があって普段は座った状態で接客。
ネタが少なくなるとその場で魚をさばいて握りずしを補充。
屋台客は働き盛りの男性が中心。
寿司のサイズは現在の約3倍の大きさで作られていました。
1人3貫も食べればお腹いっぱい。
大きなおにぎり状態の握りずしを食べるので、飲み物もサービスで出されていました。
それが、お茶。
寿司ネタには脂が含まれています。
そのため、舌には魚の脂が残ることになります。
そのままの状態で違うネタを食べると味同士がケンカ。
あまり美味しく感じません。
お茶に含まれるカテキンが魚の脂をリセット。
そのため、寿司とお茶の相性はとてもよい。
さらに熱いお茶ほど魚の脂を溶かしやすい。
そのため、寿司屋では熱いお茶が定番になっていきます。
その際に大きな湯飲みで提供すれば熱い状態がキープされます。
そして、屋台の寿司屋は基本一人で営業。
握る・接客・お茶の提供・会計といった作業を一人で裁く必要があります。
そのため、お茶のおかわりをされると手間がふえることに。
熱いお茶を大きな湯飲みで提供すれば、客はチビチビと飲むことになりがぶ飲みを抑止することができます。
店側からするとお茶をがぶ飲みされるとおかわりの仕事量が増えます。
また、お茶でお腹が膨れると肝心の寿司ネタの注文量が落ちるという2つのデメリットが。
これらを解消してくれるのが大きな湯飲み。
番組では実際に3つの湯飲みで温度変化を検討
大きな湯飲みではお茶を入れた直後から小さな湯飲みとの差が。
一時間後でもその差がついていました。
最後に番組では、熱いお茶とぬるいお茶を用意して、回転ずしで様々なお客さんを観察。
結局、お茶の温度と、お寿司の注文量は、関係なく、人それぞれという結果で終了。
結論
というわけで、
「なんでお寿司屋さんの湯飲みは大きいの？」は、
「お茶のおかわりをさせないため」
でした。
解説してくれたのは
清水すしミュージアムの名誉館長
愛知淑徳大学の日比野光敏教授。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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