今回は、2022年8月19日金 チコちゃんに叱られる! 拡大版SP▽海水浴の謎▽自由研究▽なぜファンになる 初回放送日: 2022年8月19日の番組内容を紹介。
なんで数字はその形なの?
なんで数字はその形なの?
本日の最後の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で数字に強いステキな大人ってだーれ?」
岡村さんの指名で、金子さんが回答者に。
チコちゃんは、1から9(0)までの数字を書いてもらいます。
チコちゃん「なんで数字はその形なの?」
うまく答えが見つかりませんが、叱られることなくVTRへ。
数字がなぜあの形なのかはわかりません
解説してくれたのは、大正大学の髙橋秀裕学長。
ディレクターは、この問題について、まずはネットで調査。
ネット情報だと「数字が作る角の数が由来」という説が紹介。
図のように、きちんと0から9まで説明ができます。
しかし、先生によると完全なまゆつば情報と否定されました。
先生「角の数が由来説は数字が普及してから出来た俗説で信ぴょう性はゼロ。」
普段我々が使っているアラビア数字の起源となるのがインド数字。
インド数字は計算に便利だったので世界中に広まって行ったそう。
ここからは、数学教師芸人のタカタ先生が解説。
他に使われていた数字としては古代エジプト数字があります。
1~9は棒の数で表現して10は逆Uの字。
一、十、百、千、一万、十万、百万と並べてみると、
2345を表現しようとすると、
これが古代マヤ数字だと1~10まで全て顔。
これが古代インド数字だと非常にシンプル。
これがアラビアに伝わって今のアラビア数字に。
インド数字にはそもそも角は無いので角の数が数字の形になったという説はかなり無理があります。
また、角の数が数字の形の由来になったという文献が残っていないので数学界ではただの俗説として扱うのが普通とのこと。
数字の歴史について書かれたアメリカの学術書があります。
この本の中にもあの角の数が由来説が登場してます。
しかしそれは、あくまで「ありえない仮説」として紹介されています。
最終的には、インド数字の形の起源が分かればそれが答えになりますが、残念ながらその答えはハッキリ分からずということで終了。
最後に、放送中に変化した間違い探しの解答は下記の3つでした。
結論
というわけで、
「なんで数字はその形なの?」は、
「数字がなぜあの形なのかはわかりません」
でした。
解説してくれたのは
大正大学の髙橋秀裕学長
タカハシ シュウユウ takahashi shuyu
髙橋 秀裕
所属 心理社会学部 人間科学科
職種 教授
■ 学歴
1. 1997/04~2000/03 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻(科学史・科学哲学) 博士課程修了 博士(学術)東京大学(科学社会学・科学技術史)
■ 職歴
1. 2002/04~2006/03 早稲田大学 理工学部 非常勤講師
2. 2002/04~2006/03 早稲田大学大学院 理工学研究科 非常勤講師
3. 2004/12~ 真言宗智山派梅樹山眞東寺 住職
4. 2005/04~2011/03 立教大学 理学部数学科 非常勤講師
5. 2006/04~2019/10 駒澤大学 総合教育研究部文化学部門 非常勤講師
■ 所属学会
1. 1987/04~ 日本科学史学会
2. 1999/04~ 日本数学会
3. 2002/04~ 日本数学協会
4. 2007/10~ 智山勧学会
5. 2007/10~ 日本密教学会
(大学HPより)
大正大学(たいしょうだいがく、英語: Taisho University、公用語表記: 大正大学)は、東京都豊島区西巣鴨3-20-1に本部を置く日本の私立大学である。1926年に設置された。大学の略称は正大。
概観
大学全体
大正大学は1925年(大正14年)、高楠順次郎、姉崎正治、前田慧雲、村上専精、澤柳政太郎らが仏教連合大学構想を提唱したことに始まる。これに天台宗、真言宗豊山派、浄土宗の各宗が賛同し、天台宗大学、豊山大学、宗教大学が合併して発足した。後に真言宗智山派、2018年には時宗が参画し、天台宗、真言宗智山派、真言宗豊山派、浄土宗の四宗五派の連合大学となった。天台宗と最澄教学を専門的に研究できる唯一の大学である。
初代学長は文部官僚で大正自由主義教育運動の中心人物であった教育者の澤柳政太郎である。
巣鴨キャンパスは敷地面積23,629.37m2。本部棟、研究棟、体育棟、クラブ棟、教室棟、総合学修支援棟や、すがも鴨台観音堂などを備える。現在、キャンパス改革整備計画が施行され、各種施設の建設やランドスケープ整備が行われている。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。