今回はチコちゃんに叱られる! ▽首をかしげると?▽暗証番号の謎▽消しゴムの謎 初回放送日:2025年4月25日を紹介。
なんで首をかしげるとかわいいの?
なんで首をかしげるとかわいいの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、かわいげがあるステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんで首をかしげるとかわいいの?」
チコちゃんの答えは、「考え込む赤ちゃんに見えるから。」
考え込む赤ちゃんに見えるから
人が首をかしげる時というのは「考え込んでいる時」多い。
新たな情報を得ようとしています。
これは人間に限らず犬、猫、鳥など様々な動物でも同様の行動が見られます。
首をかしげるのは正面からだけではなく見方や聞き方を変えて新たな情報を得ようとする考えがあります。
この行動を見た人は本能的に「放っておけない」「助けてあげたい」という気持ちが。
それが、「可愛い」という感情に結びつく事になるそう。
この首をかしげるという動きは首がすわったばかりの「赤ちゃんをイメージさせる」とのこと。
赤ちゃんの顔には丸顔、広いおでこ、大きな目、顔のパーツが中心にあるといった特徴(ベビースキーマ)があります。

これを人間は本能的に可愛いと感じるように出来ています。
超可愛く見える首のかしげ方は、首は相手から見て右に傾けてことが重要。
んまた、傾ける角度は20度、そのスピードは20度で0.5秒。
そして、アゴを引くのがポイント。
右に傾ける

どちらがかわいいかアンケートをとると、右側が多い。

多くの人が「右利き」である事を考慮すると、右手で触れやすいように首を傾ける方がより親しみが湧きます。

自然と「手を差し伸べたい」「触れたい」という感情が増します。
そして相手との近付きたい度合いが増えるとのこと。
そのため、首は相手の利き手側に傾けるのがよいでしょう。
角度とスピード
海外の研究で発表された内容によると首をかしげる時は「20度」の角度が最も可愛く感じさせます。

また、ロボットを使って、首をかしげ終わるまでのスピードを変えてアンケート。

結果、「0.5秒」のスピードが最も可愛く見えるとのこと。

アゴを引く
最後に、アゴを引く事。

自然と上目遣いの形になります。
また、おでこは広く、目は大きく、顔のパーツを中心に寄せて見せる効果があります。
これらは全てベビースキーマに繋がるとのこと。
結論
というわけで、
「なんで首をかしげるとかわいいの?」は、
「考え込む赤ちゃんに見えるから」
でした。
解説してくれたのは
神戸大学大学院の塩見昌裕客員教授。
塩見 昌裕
1981年3月27日生. 2001年国立舞鶴高専電子制御工学科卒業. 2003年和歌山大学システム工学部卒業. 2004年大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻博士前期課程修了. 同年同専攻博士後期課程入学,ATR知能ロボティクス研究所研修研究員. 2007年大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻博士後期課程修了.博士(工学). ATRインタラクション科学研究所,エージェントインタラクションデザイン研究室 室長としてコミュニケーションロボットの研究に従事. コミュニケーションロボット,集団とロボットの相互作用,ソーシャルタッチに興味を持つ.
学歴
平成 9年 4月 ~ 平成13年 3月 舞鶴工業高等専門学校電子制御工学科
平成13年 4月 ~ 平成15年 3月 和歌山大学システム工学部
平成15年 4月 ~ 平成16年 3月 大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻博士前期課程(短期修了)
平成16年 4月 ~ 平成19年 3月 大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻博士後期課程
職歴
平成16年 4月 ~ 平成19年 3月 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 知能ロボティクス研究所 研修研究員
平成19年 4月 ~ 平成25年 3月 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 知能ロボティクス研究所 研究員
平成20年 1月 ~ 平成24年 3月 大阪大学大学院工学研究科 招へい研究員
平成21年 4月 ~ 平成23年 3月 大阪大学大学院工学研究科 非常勤講師
平成21年 6月 ~ 平成26年 3月 大阪大学大学院基礎工学研究科 招へい研究員
平成25年 4月 ~ 平成26年 3月 大阪芸術大学デザイン学科 非常勤講師
平成25年 4月 ~ 令和 1年 9月 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 知能ロボティクス研究所 室長
平成26年 4月 ~ 令和 4年 3月 大阪大学大学院基礎工学研究科 招へい准教授
令和 1年10月 ~(現在に至る) 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 インタラクション科学研究所 室長
平成28年 4月 ~(現在に至る) 神戸大学大学院システム情報学研究科 客員教授
令和 4年 4月 ~(現在に至る) 大阪大学大学院基礎工学研究科 招へい教授
(大学HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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