今回はチコちゃんに叱られる! ゲストは横澤夏子さんと戸塚純貴さん! 初回放送日NHK総合テレビジョン2026年3月13日(金)午後7:57を紹介。
なぜ唐辛子を食べると汗が出るのにワサビだと汗が出ないの?
なぜ唐辛子を食べると汗が出るのにワサビだと汗が出ないの?
]チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、辛いものが好きなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なぜ唐辛子を食べると汗が出るのにワサビだと汗が出ないの?」
チコちゃんの答えは、「唐辛子は痛みと熱、ワサビは痛みだから。」
唐辛子は痛みと熱、ワサビは痛みだから
「辛い!」のに汗が出るのは唐辛子だけ? ワサビで汗をかかない不思議な理由
激辛カレーを食べると顔から汗が噴き出すのに、お寿司でワサビをたっぷり効かせても、鼻がツーンとするだけで汗は出ませんよね。
どちらも同じ「辛い食べ物」なのに、体温調節の反応が全く違うのはなぜでしょうか?
チコちゃんの答えは、ズバリ「唐辛子は痛みと熱、ワサビは痛みだから」!
岐阜大学の山根京子准教授の解説をもとに、私たちの体が起こす「勘違い」の正体を解き明かしましょう。
人間が汗をかく「3つの理由」
まず、私たちが汗をかくメカニズムには、大きく分けて3つのパターンがあります。
温熱性発汗:
気温が高いときや、運動をして体温が上がったときにかく汗。
精神性発汗:
緊張、不安、驚きなどのストレスで、手のひらや脇にかく汗。
味覚性発汗:
辛いものを食べた刺激によって、顔や頭を中心にかく汗。
唐辛子を食べたときの発汗は、この「味覚性発汗」に分類されます。
しかし、ここで一つの疑問が生まれます。
実は「辛味」というのは、甘味や塩味のような「味」ではなく、「痛み」として脳に伝わっているのです。
唐辛子が脳をダマす? 受容体 TRPV1 の仕業
私たちが唐辛子に含まれる成分「カプサイシン」を口にすると、舌にある神経の末端にある TRPV1(トリップ・ブイワン) という受容体がキャッチします。
この TRPV1 には、面白い(そして厄介な)特徴があります。
それは、「痛み」と同時に43{C} 以上の熱」も感知するという性質です。
カプサイシンがこの受容体にピタッとハマると、脳はこう大混乱を起こします。
「痛い!…… いや、それよりめちゃくちゃ熱いぞ! 今すぐ体を冷やせ!」
実際には体温が上がっていないのに、脳が「体が燃えるように熱い」と勘違いして、体温を下げるために汗をドバッと出させるのです。
これが唐辛子で汗をかく真相です。
ワサビが「ツーン」で終わる理由
一方、ワサビの辛味成分である「アリルイソチオシアネート」は、全く別の受容体 TRPA1(トリップ・エーワン) で感じ取られます。
この TRPA1 は、主に「痛み」だけを伝える受容体です。
唐辛子のように「熱」の情報を含まないため、脳は「痛い!(ツーンとする!)」とは感じても、「暑い!」とは思いません。
だから、どれだけワサビを食べても、体を冷やすための汗は出ないのです。
また、ワサビの成分は揮発性(蒸発しやすい)が高いため、口から鼻へと抜けていき、一瞬で強い刺激を与えて消えていくという特徴もあります。
なぜこんな違いが生まれたの?
植物たちの生存戦略この反応の違いには、植物たちが生き残るための知恵が隠されています。
唐辛子の戦略:
種を遠くまで運んでくれる「鳥」にはカプサイシンを感じさせず、
種を噛み砕いてしまう「哺乳類(人間など)」にだけ「熱くて痛い」思いをさせて、食べられないように進化しました。
ワサビの戦略:
ワサビにとって最も大切なのは、地下に伸びる「根茎」です。
そこを守るために、強烈な刺激成分を持っています。
ちなみに、この成分の特性を活かした日本の食文化も理にかなっています。
ワサビ:
熱に弱く、加熱すると辛味が飛ぶため、冷たいそばやお刺身に。
唐辛子:
熱に強く、加熱しても辛味が持続するため、温かい料理に。
まとめ
唐辛子で汗をかくのは、脳が「熱い!」と騙されている証拠。
ワサビで汗をかかないのは、脳が「痛い!」とだけ認識しているから。
同じ「辛い」という言葉でまとめていますが、私たちの体の中では、全く別々のドラマが繰り広げられていたのですね。
次に辛いものを食べるときは、自分の脳がどう反応しているか観察してみると面白いかもしれません。
結論
というわけで、
「なぜ唐辛子を食べると汗が出るのにワサビだと汗が出ないの?」は、
「唐辛子は痛みと熱、ワサビは痛みだから」
でした。
解説してくれたのは
岐阜大学の山根京子准教授。
岐阜大学応用生物科学部の山根京子准教授は、栽培植物起源学や園芸科学を専門とし、特にワサビの起源、進化、栽培化の研究で知られています。
2017年から現職。
著書『わさびの日本史』は第12回辻静雄食文化賞を受賞しており、全国わさび品評会の審査委員も務める【1, 3, 4】。
主な研究分野: 栽培植物起源学、園芸科学、生物多様性・分類(特にワサビ属植物)
経歴: 京都大学大学院農学研究科修了、農学博士。大阪府立大学助教などを経て、2010年に岐阜大学応用生物科学部助教、2017年より同准教授【1, 3, 4】。
活動: ワサビの遺伝資源の収集・保存や、その食文化の保全、進化の解明に取り組む【4, 6】。
受賞歴: 『わさびの日本史』(2021年)で、第12回辻静雄食文化賞を受賞【3】。
所属: 岐阜大学 応用生物科学部 植物遺伝育種学研究室
(AIより)
(Wikipediaより)
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